2008年08月10日

とーとーめーさい (童謡)

とーとーめーさい
とーとーめーさい
tootoomeesai
お月様
語句・とーとーめー 「〔小児語〕お月さま、ののさま」(琉)。または「祖先の位牌」の意味もある。・さい 「敬語、目上に対する男性の呼びかけ・発語、または文(節)末語」(琉)。女性は「たい」。


とーとーめーさい とーとーめー うんじょーまーかいめんせーが 西ぬ海かい蟹小取いがど参んせるい あんさわんにん一ち呉みそれ
とーとーめーさい とーとーめー うんじょーまーかいめんせーが にしぬ'うみかいがにぐゎとぅいが どぅ めんせーるい 'あんし わんにん てぃーち くぃみそーれ
tootoomeesai tootoomee uNjoo maakai meNsee ga nishi nu 'umi kai ganigwa tui ga du meNseerui 'aNshi waNniN tiichi kwimisoore
お月様 お月様 あなたはどこにいかれるの? 西の海に小蟹を取りに行くのだよ それでは私にひとつ下さいね
語句・うんじょー あなたは。 <うんじゅ + や の融合形。・まーかいめんせーが 「いったーあんまーまーかいが」を参照。 ・とぅいがどぅ 取るためにこそ。・あんし それでは。・わんにん 私も。 わん+ん 「ん」が付く語句の最後が「n」の場合、「ni」となって「ん」と接続する。

「あかな」と関連があると思われる童謡。
金井喜久子さんの「琉球の民謡」から。

月を童謡にしたものは、本土の「お月様いくつ 十三七つ まだ年若いな」や八重山民謡「月の美しゃ」などがある。
「西の海かい・・」のあたりは「あかな」とそっくり。

さて、金井さんの「琉球の民謡」にはいくつか童謡が採譜されている。
これを参考にいくつか童謡にもふれてみたい。

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Posted by たる一 at 06:14│Comments(0)た行
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