2006年12月08日
じいちゃん ばあちゃん
[じいちゃん ばあちゃん]
作詞作曲 登川誠仁
([]は大和口)
一、昔云言葉に御年寄や宝 話花咲かち手墨習て
んかし'いくとぅばに うとぅすいやたから はなしはなさかち てぃしみならてぃ
Nkashi 'ikutuba ni utusui ya takara hanashi hana sakachi tishimi narati
○昔の格言に「お年寄りは宝」 話に花咲かせ学問を習って
語句・いくとぅば 格言。 ・うとぅすい お年寄り。 「うとぅしゆい」「うとぅしゅい」という言い方もある。・がんじゅさしんそーりよー 丈夫でいてくださいね。 がんじゅさ<がんじゅさん(形)丈夫である+ しん<しゅん する
じいちゃんばあちゃん いつも元気で 頑丈さしんそりよ
[じいちゃん ばあちゃん いつも元気で]がんじゅーさしんそーりよー
[じいちゃん ばあちゃん いつも元気で]gaNjuusa shiNsoori yoo
○じいちゃん ばあちゃん いつも元気で丈夫でいてくださいよ
(以下 繰り返しは略す)
語句・がんじゅー 元気。「がんじょう」(「岩乗」=頑丈)(琉)。
二、年の功や亀甲 世間事知ゆい 咲き出じる花に 寄してたぼり
とぅしぬくやかみく しきんぐとぅしゆい さちんじるはなに ゆしてぃたぼり
tushi nu kuu ya kamikuu sikiNgutu siyui sachi'Njiru hana ni yushiti tabori
○年の功は亀の甲 世間の事を知っており 咲きだす花に教えてください
語句・とぅしぬくーやかみぬくー ヤマトでは「亀の甲より年の功」なのだが。。。亀の甲のように歴史を刻んだ、という意味だろう。 ・しゆい 知っており <しゆん 知る。 ・ゆしてぃ 教えて。
<ゆしゆん ①寄せる②忠告する→ゆしぐとぅ「寄せ言」
三、寄して寄せられて 渡るこの世界や 一人たれいだれい学でいかな
ゆしてぃゆしらりてぃ わたるくぬしけや ちゅいたれーだれー まなでぃいかな
yushiti yushirariti wataru kunu sikee ya chuitareedaree manadi 'ikana
○教え教えられて渡るこの世界はお互い補いあって学んでいこう
語句・ちゅいたれーだれー お互いに補いあって。<ちゅい 「一人」の意味ではなく「お互い」。 + たれーゆん 足す。補う。 参考「てぃんさぐの花」<
四、百二十歳願て心若々と昔思出ち若さんだな
ひゃくはたちにがてぃ くくるわかわかとぅ んかしんびんじゃち わかさんんだな
hyakuhatachi nigati kukuru wakawakatu Nkashi 'ubiNjachi wakasa NNdana
○百二十歳を願って心若々と昔を思い出して若くなってみよう
語句・わかさんだな 若くなってみよう。 みたい。 <わかさん(形) + んじゅん(①見る②してみる) 希望 んだな。 してみたい
五、如何な難事も笑て押し退けて 人びれゆすしんわどの宝
いかななんぐとぅん わらてぃうしぬきてぃ ふぃとぅびれゆすしん わどぅぬたから
'ikana naNgutuN warati 'ushinukiti hwitubiree yuususiN wadu nu takara
○どんな難事も笑って押しのけて 人づきあいができるのも我が身の宝
語句・ふぃとぅびれー 人付き合い。・ゆすしん できるのも。<ゆーしゅん、ゆーすん(できる よくする)+ん(も)
六、お年寄や宝何時の世になてん孫が守育て家庭の宝
うとぅすいやたから 'いちぬゆになてぃん 'んまがむいすだてぃ ちねぬたから
utusui ya takara 'ichi nu yuu ni natiN 'Nmaga muisudati chinee nu takara
○お年寄りは宝、何時の時代になっても孫を守り育て家庭の宝
語句・んまが 孫。
七、うち笑い笑い命も延び延びと楽々と浮世渡る嬉しや
'うちわらいわらい ぬちんぬびぬびとぅ らくらくとぅ'うちゆわたる'うりしゃ
'uchiwarai warai nuchiN nubinubitu raku rakutu 'uchiyuu wataru 'urisha
○笑い笑い 命もノビノビと 楽々と浮世を渡るのは大変嬉しいことよ!
作詞作曲 登川誠仁
([]は大和口)
一、昔云言葉に御年寄や宝 話花咲かち手墨習て
んかし'いくとぅばに うとぅすいやたから はなしはなさかち てぃしみならてぃ
Nkashi 'ikutuba ni utusui ya takara hanashi hana sakachi tishimi narati
○昔の格言に「お年寄りは宝」 話に花咲かせ学問を習って
語句・いくとぅば 格言。 ・うとぅすい お年寄り。 「うとぅしゆい」「うとぅしゅい」という言い方もある。・がんじゅさしんそーりよー 丈夫でいてくださいね。 がんじゅさ<がんじゅさん(形)丈夫である+ しん<しゅん する
じいちゃんばあちゃん いつも元気で 頑丈さしんそりよ
[じいちゃん ばあちゃん いつも元気で]がんじゅーさしんそーりよー
[じいちゃん ばあちゃん いつも元気で]gaNjuusa shiNsoori yoo
○じいちゃん ばあちゃん いつも元気で丈夫でいてくださいよ
(以下 繰り返しは略す)
語句・がんじゅー 元気。「がんじょう」(「岩乗」=頑丈)(琉)。
二、年の功や亀甲 世間事知ゆい 咲き出じる花に 寄してたぼり
とぅしぬくやかみく しきんぐとぅしゆい さちんじるはなに ゆしてぃたぼり
tushi nu kuu ya kamikuu sikiNgutu siyui sachi'Njiru hana ni yushiti tabori
○年の功は亀の甲 世間の事を知っており 咲きだす花に教えてください
語句・とぅしぬくーやかみぬくー ヤマトでは「亀の甲より年の功」なのだが。。。亀の甲のように歴史を刻んだ、という意味だろう。 ・しゆい 知っており <しゆん 知る。 ・ゆしてぃ 教えて。
<ゆしゆん ①寄せる②忠告する→ゆしぐとぅ「寄せ言」
三、寄して寄せられて 渡るこの世界や 一人たれいだれい学でいかな
ゆしてぃゆしらりてぃ わたるくぬしけや ちゅいたれーだれー まなでぃいかな
yushiti yushirariti wataru kunu sikee ya chuitareedaree manadi 'ikana
○教え教えられて渡るこの世界はお互い補いあって学んでいこう
語句・ちゅいたれーだれー お互いに補いあって。<ちゅい 「一人」の意味ではなく「お互い」。 + たれーゆん 足す。補う。 参考「てぃんさぐの花」<
四、百二十歳願て心若々と昔思出ち若さんだな
ひゃくはたちにがてぃ くくるわかわかとぅ んかしんびんじゃち わかさんんだな
hyakuhatachi nigati kukuru wakawakatu Nkashi 'ubiNjachi wakasa NNdana
○百二十歳を願って心若々と昔を思い出して若くなってみよう
語句・わかさんだな 若くなってみよう。 みたい。 <わかさん(形) + んじゅん(①見る②してみる) 希望 んだな。 してみたい
五、如何な難事も笑て押し退けて 人びれゆすしんわどの宝
いかななんぐとぅん わらてぃうしぬきてぃ ふぃとぅびれゆすしん わどぅぬたから
'ikana naNgutuN warati 'ushinukiti hwitubiree yuususiN wadu nu takara
○どんな難事も笑って押しのけて 人づきあいができるのも我が身の宝
語句・ふぃとぅびれー 人付き合い。・ゆすしん できるのも。<ゆーしゅん、ゆーすん(できる よくする)+ん(も)
六、お年寄や宝何時の世になてん孫が守育て家庭の宝
うとぅすいやたから 'いちぬゆになてぃん 'んまがむいすだてぃ ちねぬたから
utusui ya takara 'ichi nu yuu ni natiN 'Nmaga muisudati chinee nu takara
○お年寄りは宝、何時の時代になっても孫を守り育て家庭の宝
語句・んまが 孫。
七、うち笑い笑い命も延び延びと楽々と浮世渡る嬉しや
'うちわらいわらい ぬちんぬびぬびとぅ らくらくとぅ'うちゆわたる'うりしゃ
'uchiwarai warai nuchiN nubinubitu raku rakutu 'uchiyuu wataru 'urisha
○笑い笑い 命もノビノビと 楽々と浮世を渡るのは大変嬉しいことよ!
登川誠仁先生70歳の時に作られた曲。歌詞カードが無くCDから採譜した。
もしかしたら歌詞に間違いがあるかも知れない。お気づきの方は教えてください。
老人ホームなどに慰問にいくときに歌えたらよいなあと採譜したまま、訳をほっておいた。
沖縄における先祖崇拝、お年寄りを大事にするという思いが込められた歌詞。
曲は「国頭ジントーヨー」にそっくりさん。面白い。
ヤマト口との混合。
もしかしたら歌詞に間違いがあるかも知れない。お気づきの方は教えてください。
老人ホームなどに慰問にいくときに歌えたらよいなあと採譜したまま、訳をほっておいた。
沖縄における先祖崇拝、お年寄りを大事にするという思いが込められた歌詞。
曲は「国頭ジントーヨー」にそっくりさん。面白い。
ヤマト口との混合。
Posted by たる一 at 18:53│Comments(3)
│さ行
この記事へのコメント
初めて、コメントを投稿しました。
たるーさんに、お願いがあります。
民謡酒場に行くとたまーに恋の花~夕車やる所がありますが、夕車の音源と歌詞の意味が今一わからないので、教えて下さい。
特に、夕車の音源が探せなくて困っているので、お願いします。
たるーさんに、お願いがあります。
民謡酒場に行くとたまーに恋の花~夕車やる所がありますが、夕車の音源と歌詞の意味が今一わからないので、教えて下さい。
特に、夕車の音源が探せなくて困っているので、お願いします。
Posted by 民謡大好き❤ at 2015年05月20日 10:37
民謡好きさん、コメントありがとうございます。
夕車。恋の花の早弾きですね。
またとりあげますね。
よろしくお願いします。
夕車。恋の花の早弾きですね。
またとりあげますね。
よろしくお願いします。
Posted by たる一 at 2015年06月04日 10:01
夕車の工工四はありますが、やはり、夕車の音源が無いようです(困る~)。
勉強したいので、よろしくお願いします。
勉強したいので、よろしくお願いします。
Posted by 民謡大好き at 2015年06月07日 23:29
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