2011年10月16日

砂辺の浜

砂辺の浜
しなびぬはま
shinabi nu hama
砂辺の浜
語句・しなび 中頭郡北谷町砂辺。


作詞・作曲/喜屋武 繁雄 


一 砂辺浜下りてぃ 語らなや今宵 愛ぬ浜風に(シュラヨ)濡りてぃ又遊ば
しなびはまうりてぃ かたらなやくゆい あいぬはまかじに (しゅらよ)ぬりてぃまたあしば
shinabi hama uriti kataranaya kuyui 'ai nu hamakaji nu (shura yoo) nuriti mata 'ashiba
砂辺の浜におりて語りたいね今宵 愛の浜風に濡れてまた遊ぼう


二 銀色ながち 月ん照り勝てぃ 波に浮く小舟 勝てぃ又美らさ
なんじゃいるながち ちちんてぃりまさてぃ なみにうくくぶに まさてぃまたちゅらさ
naNja 'iru nagachi chichiN tiri masati nami ni 'uku kubuni masati mata churasa
銀色を流したように月もいっそう照り 波に浮く小舟もいっそうまた美しいことよ!
語句・なんじゃ 銀色。「(上質の)銀」【琉辞】。「混効験集」には「なむじゃ」とある。「なむじゃ」は「南鐐」から。「南鐐」とは、江戸時代に使われていた上質の銀で作られた硬貨「二朱銀」のこと。「銀」(ぎん)を何故「なんじゃ」と発音するかはいろいろな説がある。


三 浜風とぅ連りてぃ さざ波ぬ躍い 千鳥唄しゆる 浜や又ぬどぅか
はまかじとぅちりてぃ さざなみぬうどぅい ちどぅりうたしゆる はまやまたぬどぅか
hama kaji tu chiriti sazanami nu udui chiduri 'uta shiyuru hama ya mata nuduka
浜風と一緒にさざ波が踊り 千鳥は歌い浜はまたのどか

 
四 遊びたわふりてぃ 更きる夜ん知らん いちゃし忘りゆが 恋し砂辺浜
あしびたわふりてぃ ふきるゆんしらん いちゃしわしりゆが くいししなびはま
'ashibi tawahuriti hukiru yuN shiraN 'ichashi washiriyuga kuishi shinabihama
遊び戯れて 更けていく夜に気づかず どうして忘れることができようか 恋しい砂辺の浜
語句・たわふりてぃ 「戯〔たわぶ〕れ。口語ではganmari」【琉辞】。戯(たわむ)れ。




「砂辺の浜」の歌碑は北谷町の「砂辺馬場公園」にある。




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Posted by たる一 at 21:09│Comments(0)さ行
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