2007年05月20日
それかん節
それかん節
すりかんぶし
surikaN bushi
語句 意味はわからないが囃子言葉に「スリカン」とあるので、それ由来の節名ではあろう。
油買てたばうれ じはも買てたばうれ(ウンマサミ)捨て夫の見る前 みなでしゃべら(スリカン)
'あんだこーてぃたぼり じふぁんこーてぃたぼり('うんまさむ) すぃてぃうぅとぅぬみるみ みなでぃしゃびら(すりかん)囃子言葉は以下略
'aNda kootitabori jihwaN kootitabori sitiwutu nu miru mi minadishabira
○油買ってください 簪(かんざし)も買ってください 捨てた夫が見る前 身を整えましょう
語句・あんだ 油 ・たぼり …してください <たぼーゆん 給う 下さる の命令形 たぼーり 琉歌では短くなる。・じふぁ かんざし これも会話(口語)では じーふぁー ・すてぃうとぅ 直訳で「捨て夫」だが「私を」が省略か。・みなでぃ身を撫でる→身を整える <み(みー)=身+なでぃゆん 撫でる かわいがる。 改訂「歌三線の世界」(勝連繁雄著)には「化粧して着飾る」とある。「みなでぃ」という語句は辞書二冊にはない。
(舞踊の場合 次は2番)
あだに垣だいんす 御衣かけて引ちゆい でんしもとびれや 手取て引ちゆら
'あだにがちでんし んすかきてぃふぃちゅい でんしむとぅびれや てぃとぅてぃふぃちゅら
'adanigachi deNshi Nsu kakiti hwichui deNshi mutubire ya tituti hwichu sa
○アダン(の)垣根でさえ お着物(を)掛けて引く(のだから) 元の恋人でさえ手を取って引くかしら
語句・あだにアダン 沖縄の海岸によく生えている常緑植物。葉が細く棘がある。・でんしですら でさえ・んすちん(着物)の敬語・むとぅびれ元恋人<むとぅ 元+ びれー 付き合い
すりかんぶし
surikaN bushi
語句 意味はわからないが囃子言葉に「スリカン」とあるので、それ由来の節名ではあろう。
油買てたばうれ じはも買てたばうれ(ウンマサミ)捨て夫の見る前 みなでしゃべら(スリカン)
'あんだこーてぃたぼり じふぁんこーてぃたぼり('うんまさむ) すぃてぃうぅとぅぬみるみ みなでぃしゃびら(すりかん)囃子言葉は以下略
'aNda kootitabori jihwaN kootitabori sitiwutu nu miru mi minadishabira
○油買ってください 簪(かんざし)も買ってください 捨てた夫が見る前 身を整えましょう
語句・あんだ 油 ・たぼり …してください <たぼーゆん 給う 下さる の命令形 たぼーり 琉歌では短くなる。・じふぁ かんざし これも会話(口語)では じーふぁー ・すてぃうとぅ 直訳で「捨て夫」だが「私を」が省略か。・みなでぃ身を撫でる→身を整える <み(みー)=身+なでぃゆん 撫でる かわいがる。 改訂「歌三線の世界」(勝連繁雄著)には「化粧して着飾る」とある。「みなでぃ」という語句は辞書二冊にはない。
(舞踊の場合 次は2番)
あだに垣だいんす 御衣かけて引ちゆい でんしもとびれや 手取て引ちゆら
'あだにがちでんし んすかきてぃふぃちゅい でんしむとぅびれや てぃとぅてぃふぃちゅら
'adanigachi deNshi Nsu kakiti hwichui deNshi mutubire ya tituti hwichu sa
○アダン(の)垣根でさえ お着物(を)掛けて引く(のだから) 元の恋人でさえ手を取って引くかしら
語句・あだにアダン 沖縄の海岸によく生えている常緑植物。葉が細く棘がある。・でんしですら でさえ・んすちん(着物)の敬語・むとぅびれ元恋人<むとぅ 元+ びれー 付き合い
(コメント)
舞踊曲の「しゅんだう」の三曲のうちのひとつ。
「しゅんだう」「それかん節」「やれこのしい節」と続く。
上に書いたが、「ソレカン」の意味は不明。
囃子言葉から曲名がつけられることが多い
「みなでぃ」は辞書で探したがまったくない。
「琉歌大成」(清水彰)で探したら、この歌以外にこの語句がつかわれたものはなかった。
不明。
舞踊の場合の2番の歌詞。
下句(しむく)の「でんし」は、「だんじゅ」(なるほど いかにも げにこそ)となっているものもある。
舞踊の場合、
「じふぁん こーてぃたぼ」の後の「り」が省略されるようだ。
舞踊曲の「しゅんだう」の三曲のうちのひとつ。
「しゅんだう」「それかん節」「やれこのしい節」と続く。
上に書いたが、「ソレカン」の意味は不明。
囃子言葉から曲名がつけられることが多い
「みなでぃ」は辞書で探したがまったくない。
「琉歌大成」(清水彰)で探したら、この歌以外にこの語句がつかわれたものはなかった。
不明。
舞踊の場合の2番の歌詞。
下句(しむく)の「でんし」は、「だんじゅ」(なるほど いかにも げにこそ)となっているものもある。
舞踊の場合、
「じふぁん こーてぃたぼ」の後の「り」が省略されるようだ。
Posted by たる一 at 07:14│Comments(1)
│さ行
この記事へのコメント
那覇でみかけて買ったBCYというレーベルの奄美民謡決定版坪山豊20曲に「うんない節」というものがあるのですが、この唄によく似ている歌詞がでてきますね。正直中身の内容がどうもあまりよいいわれがないようなんですが・・・
調べてみると、中山音女さんの音源にも入っているようですね。
一応出身地域の民謡なのであまりに似ていてびっくりしました。
調べてみると、中山音女さんの音源にも入っているようですね。
一応出身地域の民謡なのであまりに似ていてびっくりしました。
Posted by 宇検村出身のものです at 2013年03月15日 04:16
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