2007年04月01日
いちん嘉利吉
いちん嘉利吉
'いちんかりゆし
'ichiN kariyushi
○いつも 幸先良い
語句・かりゆしめでたいこと、縁起のよいこと、幸先よいこと 旧綴りでは「嘉例吉」。ここでは「めでたい」という現状より、将来の「幸先良さ」を祈る気持ちのように思う。
一、今日や御逢拝で別れがたなさや 又行逢る迄ぬ名残りさびら
きゆや'う'いちぇうがでぃわかりがたなさや また'いちぇるまでぃぬなぐりさびら
kiyu ya 'u'iche ugadi wakari gatanasa ya mata 'icheru madi nu naguri sabira
○今日はお会いしてなんと別れがたいことですね また出会うまでの名残をしましょう
語句・ういちぇうがでぃお会いして <ういちぇ(「出会う」の敬語)+うがぬん(お会いする) 同じ意味の繰り返し・がたなさ(接尾語)・・しにくい しかねる
二、恩義御情や胸内に思て朝夕忘りゆみ今の心
うんじ'うなさきや 'んに'うちに'うむてぃ'あさゆわしりゆみ なまぬくくる
uNji 'unasaki ya 'Nni'uchi ni 'umuti 'asayu washiriyumi nama nu kukuru
○恩義、お情けは(私の)胸内に思って 毎日毎晩忘れることができるか?(できない)今の心(を)
語句・あさゆ毎日毎晩、当たり前だが「朝と夕に」ではない。「ゆ」とは「ゆー」で「夜」のこと。「夕」は当て字。「夕方」は「ゆさんでぃ」「いりいぇー」
三、身体大切にいちん若々と福徳の御座に暮らしみそり
からたてしーちに 'いちんわかわかとぅふくとぅくぬ'うざにくらしみそり
karata teeshichi ni 'ichiN wakawaka tu hukutuku nu 'uza ni kurashi misori
○体を大切に いつも若々と福徳のお座敷(部屋)にお暮らしなさい
語句・からた体 「た」が濁らない。・てーしち大切 「てぃーしち」ではない。・うざお座敷 ①内閣②お座敷 部屋の意味がある。ここでは②
四、嘉利吉やいちん嘉利吉どやゆる又ん嘉利吉に御行逢拝ま
かりゆしや'いちんかりゆしどぅやゆる またんかりゆしに'う'いちぇうがま
kariyushi ya 'ichiN kariyushi du yayuru mataN kariyushi ni 'u'iche ugama
○幸先の良さはいつも幸先が良いのだ またも幸先の良い事にお会いしたいな
語句・どぅやゆる・・なのだ<どぅ(強調)+やん(・・である)の連体形(係り結び)・うがまお会いしたい
'いちんかりゆし
'ichiN kariyushi
○いつも 幸先良い
語句・かりゆしめでたいこと、縁起のよいこと、幸先よいこと 旧綴りでは「嘉例吉」。ここでは「めでたい」という現状より、将来の「幸先良さ」を祈る気持ちのように思う。
一、今日や御逢拝で別れがたなさや 又行逢る迄ぬ名残りさびら
きゆや'う'いちぇうがでぃわかりがたなさや また'いちぇるまでぃぬなぐりさびら
kiyu ya 'u'iche ugadi wakari gatanasa ya mata 'icheru madi nu naguri sabira
○今日はお会いしてなんと別れがたいことですね また出会うまでの名残をしましょう
語句・ういちぇうがでぃお会いして <ういちぇ(「出会う」の敬語)+うがぬん(お会いする) 同じ意味の繰り返し・がたなさ(接尾語)・・しにくい しかねる
二、恩義御情や胸内に思て朝夕忘りゆみ今の心
うんじ'うなさきや 'んに'うちに'うむてぃ'あさゆわしりゆみ なまぬくくる
uNji 'unasaki ya 'Nni'uchi ni 'umuti 'asayu washiriyumi nama nu kukuru
○恩義、お情けは(私の)胸内に思って 毎日毎晩忘れることができるか?(できない)今の心(を)
語句・あさゆ毎日毎晩、当たり前だが「朝と夕に」ではない。「ゆ」とは「ゆー」で「夜」のこと。「夕」は当て字。「夕方」は「ゆさんでぃ」「いりいぇー」
三、身体大切にいちん若々と福徳の御座に暮らしみそり
からたてしーちに 'いちんわかわかとぅふくとぅくぬ'うざにくらしみそり
karata teeshichi ni 'ichiN wakawaka tu hukutuku nu 'uza ni kurashi misori
○体を大切に いつも若々と福徳のお座敷(部屋)にお暮らしなさい
語句・からた体 「た」が濁らない。・てーしち大切 「てぃーしち」ではない。・うざお座敷 ①内閣②お座敷 部屋の意味がある。ここでは②
四、嘉利吉やいちん嘉利吉どやゆる又ん嘉利吉に御行逢拝ま
かりゆしや'いちんかりゆしどぅやゆる またんかりゆしに'う'いちぇうがま
kariyushi ya 'ichiN kariyushi du yayuru mataN kariyushi ni 'u'iche ugama
○幸先の良さはいつも幸先が良いのだ またも幸先の良い事にお会いしたいな
語句・どぅやゆる・・なのだ<どぅ(強調)+やん(・・である)の連体形(係り結び)・うがまお会いしたい
(コメント)
登川誠仁さんの作と聞いている。
師匠たちが、座開きに「めでたい節」ばかりではつまらないので
誠仁さんに依頼して作ってもらったそうだ。
曲調は明るく、お互いの幸せを祈って別れをおしむ優しさにあふれている。
登川誠仁さんの作と聞いている。
師匠たちが、座開きに「めでたい節」ばかりではつまらないので
誠仁さんに依頼して作ってもらったそうだ。
曲調は明るく、お互いの幸せを祈って別れをおしむ優しさにあふれている。
Posted by たる一 at 10:41│Comments(0)
│あ行
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