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過去の曲の一覧は左の
カテゴリーの「
曲名リスト」をごらんください。
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参考にしている辞書などと、それの表示方法は以下の通り。
○沖縄語辞典 国立国語研究所 【沖辞】
○琉球語辞典 半田一郎 【琉辞】
○石垣方言辞典 宮城信勇 【石辞】
○琉歌大成 清水彰 【琉大】
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このブログの読み方の注意とお願いなどが書いてあります。
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一部、題名に唄者の名前を入れるようにしました。
宮古根などの場合、いままでは「宮古根 2」などとしていましたが、
その唄者に独特な歌詞や、その並べ方があるからです。
このブログでの唄の訳は「
直訳」です。
広島の方言研究家 胤森弘さんの「教え」を踏まえてです。
いきなりの意訳には単なる想像や誤りが多すぎるからです。
これは本やCDのライナーノーツなどでもよくあります。
たとえば 「てぃんさぐの花」で
「
天の群星や読めば読まりしが親の寄せ事や読みもならん」と書いてあっても
まず、どう発音するのか、唄に馴染みがないヤマトンチュ(大和人)にはさっぱりです。
ある本では、振り仮名がうってあっても、
「天」を「
てん」とか、「染めて」は「すみ
て」となにげなく書いてあるものに出会います。
沖縄の方なら、それぞれ「てぃん」「すみてぃ」と読めるのでよいのですが、
大和人は、そのたびに混乱するのです。
さらには三母音ということを知った後で、「残とんな」(はいさいおじさん)を「ぬくとぅんな」と読むと
作者の意図はすこし変わってしまいます。
「ぬくとんな」(ぬくとーんな 残っているか)という連母音(oo ee)があることを知らないと、混乱に拍車をかけます。
ついでに、たとえば「音」は「うとぅ」と振り仮名があっても、沖縄口の発音では「う」の前に
「声門破裂音」(発音のところで「'」の記号であらわされているところ。)が来ることで、歌詞の意味が「声」を通じて相手に伝わります。
それで同じ「夫」(うとぅ)と区別できるわけです。
(例) 音 うとぅ 'utu
夫 うとぅ utu
(この「夫」は旧かなで「ヲト」と書かれることもあります。)
意味の問題となると、さらに深刻だということはいうまでもないでしょう。
こういうことを、丁寧にクリアして、ひとつの唄を学ぶ、ということを胤森弘さんから教えていただきました。
しかし、胤森弘さんの訳に対しては、いろいろな意見がありました。
直訳ではわかりにくい。
唄うときに気持ちが入らない。
唄を志すものにとっては、直訳で、心に響かない訳というものは、とても困るものです。
私にもそういうご意見がときどき寄せられます。
しかし、まず、文法や専門家が検討した辞書を背景にしつつ
まず、それをパズルのように組み立ててみる、という一見「遠回り」をすることが必要だと、
胤森さんの著作を見て私は思いました。
けっして、その唄にまつわる知識や、前後の関係だけで、想像力だけに依存した「意訳」は
かならず、落とし穴にはまります。
私自身「意訳」をしていないわけではありません。
語句(単語)自体の意味は、前後の文章のなかで、その意味が決定されます。
また時代により、使われ方、意味しているものが変化する場合もあります。
そうしたものを加味して「意訳」することも少なくありません。
しかし、最初から、そういう「状況証拠」を調べることなく、
現代の私たちの生活実感や知識や想像などから、一挙に「意訳」することは
まったく別の内容になってしまう危険性もあります。
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「直訳ではがまんできない!」という方へ。
意訳は各自ご自由に。それも歌の楽しみのひとつです。
歌は「誰か」のためではなく、歌いたい「あなた」のためにあるものです。
その唄の意味の理解がたとえ間違っていたとしても、
それはそれで「悪い」ことでもなんでもなく、その歌があなたのものになるための第一歩だと思います。
ここで「意訳」をさけて「直訳」にこだわっているのは、けっしてそれが「正しい訳」だからではなく
私にとって、その歌の意味にすこしでも近づける道だと信じているからです。
もしかしたら、その歌を作った方の意図とは違っているかもしれません。
それでも遠回りをしてでも、その歌の意味を考え悩むことは意味があることだと思います。
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下記のような順番で書いてあります。
①歌詞(発音のまま書いたもの、古いカナ表示(「たばうれ」など)、当て字がしてあるもの、
いろいろな書き方があるのでこのまま読んでも歌になりません)
②ひらがな(このまま歌えば歌えるように変換してあります。)
③アルファベット表記(発音記号が使われています。「'」は声門破裂音。沖縄本島に特有で、
声門に息を溜めて、それを出しながら音を発する。
小学校で「あ・い・う・え・お」を習ったとき「っあっいっうっ・・・」って言ってませんでした?その感覚に似てます。
また、発音部で下線があるものは「中舌母音」です。奄美、八重山・宮古民謡に特有。)
④意味(直訳) 上に書いたとおりです。
解説については(語句)(コメント)があります。
興味のある方は読んでみてください。
気が付かれたことや質問ご意見はどうぞ書き込んでください。
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私は方言の専門家や研究家ではありません。
間違いもたまにあります。いや少なくないかもしれません。
鵜呑みは避けて、ひとつの参考として読んでください。
そして、間違いなどあればどうぞご遠慮なくコメントしてください。