2006年07月21日

油断するな

油断するな
ゆだん しるな
yudaN shiruna


一、年や馬の走いなす事や多さ 明日のあんと思て油断するな
とぅしや'んまぬはい なすくとぅや'うふさ 'あちゃぬ'あんとぅむてぃゆだんしるな
tushi ya 'Nma nu hai nasukutu ya 'uhusa 'acha nu 'aN tumuti yudaN shiruna
年は馬が走る(ようで)、することは多いことよ!明日があると思って油断するな


サー心合わちょてうみはまら 働かな
さーくくる'あわちょてぃ'うみはまら はたらかな
sa kukuru 'awachoti 'umihamara hatarakana
さー 心を合わせて励みたいな 働きたいな
(繰り返し・以下省略)

二、春夏の節や巡て繰い返し 戻て来ぬものや人の若さ
はるなちぬしちや みぐてぃくいかいし むどぅてぃくんむぬや ふぃとぅぬわかさ
harunachi nu shichi ya miguti kuikaishi mudutikuN munu ya hwitu nu wakasa
春夏の季節は巡り繰り返す 戻ってこないものは人の若さ


三、男んでいゆみ 女んでいゆみ 銭金ど力今の世間や
ぅいきが'んでぃ'いゆみ ぅいなぐ'んでぃ'いゆみ じんかにどぅちからなまぬしけーやyikiga 'Ndi'iyumi yinagu 'Ndi'iyumi jiNkani du chikara nama nu shikee ya
男というか?女というか?銭金こそ力だ今の世間は


四、汗流ち互に働ちゅるうちに日々の暮らしがた楽になゆさ
'あしながちたげにはたらちゅる'うちに ふぃびぬくらしがたらくになゆさ
'ashi nagachi tage ni hatarachuru 'uchi ni hwibi nu kurashigata raku ni najusa
汗流して働いているうちに日々の暮らし向きが楽になるよ


五、心持ち次第に姿まで変わて年寄らんごとに笑て暮らし
くくるむちしでーにしがたまでぃかわてぃとぅしゆらんぐとぅにわらてぃくらし
kukuru muchi shidee ni shigatamadi kawati tushi yuraN gutu ni waratikurashi
心の持ち方次第で姿まで変わって 年を取らないように笑って暮らし

解説
(語句)
ゆだん しるな
「しるな」とは、おそらくウチナーグチではなくヤマトグチ。
「する」という他動詞「しゅん」の否定&命令形は「しゅな」となる。
セイ小先生らしい読ませ方というべきか。
一、
・'んま 馬
「うま」ではない。
うみはまら  励みたい
<うみはまゆん 励む の志向形「・・したい」の形。「ら」をつける。 
はたらかな
はたらきたい 上と同じ。志向形。
ヤマトでは「働かないといけない」みたいな受け止めをしがち。
それは間違い。

三、
・'んでぃ'いゆみ  というか?
「男と言ったって、女と言ったって」ぐらいの意味か。
・しけー 
漢字は「世間」とあるが、それなら「しきん」と読む。
しけー は世界。
世界も世間も、同じといえばそれまで。

・とぅしゆらんぐとぅに 年寄らないように
「ぐとぅ」は「ように」

(コメント)
作詞 比嘉盛雄 
作曲 登川誠仁

曲が面白い、と最初思ってやっていたが、あらためて意味を調べて五番の意味に少しはっとした。
「年寄らんぐとに」とは「年寄らないから」という訳になる。
まあ、年も気持ちから老いる、というから、気持ちが若ければ年も取らないということ。

二番と四番が誠小さんの作詞である。



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この記事へのコメント
自由に我ん渡す 船はらちたぼり
若さあるうちに 急じ行かな 急じ行かな
              (憧れの唄)

しばし国頭ぬ 奥に身ゆ忍でぃ
共に立ち上がる 時節待たな 
            (廃藩ぬサムレー)



 私は、いかな、とか またな、は関西弁のように解していました。
つい先入観できいてしまって、意外な盲点に気がつきませんでした。

              
Posted by gabaizu at 2006年07月21日 21:15
gabaizuさん
どこか共通の文法があるかもしれません。

先入観、つい訳をしていても「だろう」でやるとひっかかりますね。

さて、よく調べたら作詞は比嘉盛雄さんでした。
それですこし文章を書き換えました。
先入観は危険!です。
はは。
Posted by せきひろし(たるー) at 2006年07月22日 12:23
たるー兄さん、お久しぶりです。
う・・・油断しるな・・・これって難しくって・・・(~_~)
ところで、私がもってる工工四の2番と4番の歌詞に末尾にカッコ書きで(登川)って入ってるんです。
もしかして、2番と4番は誠小先生が詞を書いたのかな?って・・・。
あ、今度稽古の時に聞いてみます。それが早いですね。(^_^;)
Posted by まえこ at 2006年07月23日 23:41
まえこさん
お久しぶりです。
書いたもの私も持っていますよ。

2番4番はそうでしょうね。

ゆっくり弾いて、上 尺、老に指がいくように慣れてくださいな。
Posted by せきひろし(たるー) at 2006年07月24日 18:42
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